貴金属を買い取りや下取りに出す前に、必ず宝石を外してから出すべき理由。外す際には工房にお願いする事。

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皆さんは貴金属(ジュエリーやアクセサリー)を買い取りや下取りに出す際に、宝石が付いたまま出していませんか?

ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、購入する時には高額だった宝石が、買い取りや下取りの際には一切価値が付きません。

「値が付かないなら仕方ない」と、そのまま買い取りや下取りに出される方が非常に多いのですが、それって実は非常に勿体無い事なんです。

何故なら、宝石は手元に残しておけば再度利用する事が出来るからです。

また後になって、同じような宝石が留まった似たデザインのジュエリーを購入しようと思っても、当時の倍以上の金額で購入しなくてはならない可能性があります。

この記事では、買い取り & 下取り前に宝石を外すべき理由を交えながら、どこで宝石を外してもらい、その後どうやって再利用するのかを解説していきます。

 


 

買い取りと下取りの違いについては、こちらの記事をご覧下さい。

宝飾品売買

貴金属の買い取りと下取りの違い。

2019-09-04

 

 

買い取りや下取り前に宝石を外すべき理由

 

1番重要な理由としては、単純に、以前と同じ価格で同等の大きさやグレードの宝石が購入出来る可能性が低いという理由です。

2000年から2010年頃までのたった10年間でも、世界的な経済的な不況により1グラムあたりの金の価格相場が3倍以上に膨れ上がった事も記憶に新しいと思います。

材料である貴金属自体の価格高騰は勿論ですが、近年はダイヤモンドの値上がりが止まりません。

特にここ10年程の中国経済が大きく影響していますが、シンプルに言うと “国内に今まで流通していたダイヤモンドが海外に流れ、入手しようと思うとより高値で押さえておく必要が出てきている”、といったイメージ。

ダイヤモンドの価格の変動が目立ちますが、他の色石(ダイヤモンド以外の宝石の総称)もダイヤのような道を辿る可能性があります。

こうした事から、ジュエリーに使用されている素材と宝石の価値がどんどん上がっている事を考えると、手元に残して再度利用する方が、今高い値段で新たに購入するよりも圧倒的にお得なんです。

 

値が付く場合もある

最近では宝石も含めて買い取ってくれるケースがあります。

つまり場所によっては宝石にも値を付けてくれるという事。

ただし、まだまだ一部でのお話です。

大抵はそこまでの高値が付かず、むしろ低価格での買い取りがほとんど。

宝石も買い取ってもらう場合は、宝石をしっかりと鑑別、鑑定出来る機材を揃えた環境に出しましょう。

 

 

石外しを工房にお願いするべき理由

 

石外しとは、僕達職人の世界では預かったジュエリーの宝石を外す仕事を指します。

宝石の種類によっては硬度が低く、僕ら職人でさえ外す事が困難な宝石も多数存在しているのです。

まず、ご自身でどうにか外そうとするのは止めましょう。

宝石が留まっている枠を壊しても良い前提なら、宝石に衝撃を与えないよう爪部分を糸鋸で切断するなど、宝石に対して最小限の負担で作業する事がセオリーです。

ダイヤモンドでもインクルージョンが多く含まれるものや、キズ、ヒビ、割れが入り酷い状態のものは、少しの振動を与えるだけでも簡単に砕け散ってしまいます。

 

 

外した宝石を再度利用する方法と場所

 

エンドユーザーから品物を預かり、修理や特にリフォーム(リメイクの事)の仕事を受け付けている工房であれば、石を外してもらうには良い場所のはずです。

間違ってもデパートなどに入っているブランドショップなどでお願いするのは止めましょう。

勿論これは僕個人としての感覚です。

が、こうした事が実際に多く起きているのであまり信頼出来る場所ではありません。

詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

大切なジュエリーをデパートやブランド店舗のリフォームフェアに絶対に持ち込んではいけない理由

2018-11-07

 

仮に宝石を外してもらう工房がリフォームも受けているならば、リフォームしてもらう事を前提に注文の中に石外しを含めても良いでしょう。

これが出来れば1番手間がかかりませんね。

宝石を外してもらう場所と、その宝石を持ち込みオーダーする場所は違っても構いません。

どちらの作業も自分で実際に足を運び、「この場所なら安心して任せる事が出来る」と思える場所に出す事が大前提です。

 

 







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