【結婚指輪 ブランド ランキング】で検索してはいけない理由(婚約指輪も同様)

 

 

彼女にプロポーズをする為に指輪を用意する人、またはプロポーズが成功しこれから指輪の購入を検討する多くの男性、もちろんカップルが2人で一緒にネットサーフィンをする際も、こんな検索方法で婚約指輪や結婚指輪を探していませんか?

例えば、よく有りがちなこの検索方法。

結婚指輪_ブランド_ランキング

特に普段ジュエリーを身につけない男性であれば、ブランドに関して知識もなく、よく目や耳にするメジャーなブランドで手を打ち、無難なブランドかつ無難なデザインを選びがちですよね。

実はこの検索方法で購入するブライダルリングを探すべきではない、おすすめ出来ない理由があります。

 

 

 

 

今でも多くの人が騙されるランキングサイト

 

さて、まずは冒頭で述べたキーワードの組み合わせで検索すると、だいたい上位の検索結果に入ってくる多くのサイトが、ブランド and 工房別ランキングサイトです。そのだいぶ後に個人のブログといったところでしょうか。

「検索結果上位に出てくる人気ランキングサイト内で、上位にランクインしているブランドが確認出来るなら、ランキング上位のブランドで無難なデザインを購入すれば特に何も問題ないだろう。」、と思った貴方。

無難なデザインを選ぶ事自体は個々の好みがあるので悪い事じゃありませんが、非常にその考えが実は危険なんです。

 

 

人は検索結果上位を無意識に信じてしまう

 

何か調べものをしている際に、人によってはソースをあまり気にしません。

ソースとは情報の発信元の事です。

特にインターネットで何かを検索するのが当たり前の今の時代、検索結果ページ上位の特別広告枠や検索結果上位数件は、メジャーキーワードで検索した多くの場合、大手企業が検索結果上位を占めているので、大手企業の情報でない場合でも無意識に安心して信じ込んでしまうのです。

検索結果上位=無意識に信じてしまい易い情報

となります。

当然キーワードによっては個人のブログが最上位に出てくる事もあります。個人のブログの方が記事でつけるランキングは本人の趣味があるので、その場合は関係ありません。( ※ 何かネット広告で収入が発生する場合は適当なランキングをつけるブロガーもいます)

 

さて、ソースの話に戻しますが、今回の「なぜジュエリーに関するランキングサイトを信じるべきではないか」で言えば、ランキングの統計を誰を対象に取り、誰が集計し、誰がランキングサイトを作っているのか、僕が今まで見たジュエリーに関するランキングサイト、全てに共通して公表がされていないからです。

世の中には様々なランキングサイトが存在しますが、統計情報に関してそこまで冷静に考えた事はありますか?

ジュエリーのランキングサイトに関して言えば、ランキングサイトの情報量が単純に多かったり、記載されているブランドの中によく聞いた事があるブランド名が多く並んでいると、それだけで多くの人はどこかの大手企業が運営しているランキングサイトではないかと無意識に思い込んでしまいます。

実は、この思い込みを利用して、自分達の商売を有利に進めようとする企業が多数存在します。

 

 

ランキングサイトを信用してはいけない理由

 

先程述べたように、統計情報がどのように集計されたか、どんな仕組みでランキング付けされたかなど、何も情報が公開されていないという事から導き出される答えは、ただ1つ。

それはランキングサイト上位に掲載されているどこかのブランドや企業が、自分達でランキングサイトを作ってしまっているという事。

自社のブランドなどをランキング上位に固定し、あたかも公平な統計結果のもとにランク付けされたページに見せれば、自社の宣伝ページの役割も果たし、ユーザーを自社HPへ集客が可能なWEBページとなる訳です。

すっかりまとめサイトとして御馴染みとなった、“NAVERまとめ”も誰でも編集が可能な為、いかにも怪しいジュエリーに関するページも増えました。こちらも同様にまとめ情報の中に自社の情報を組み込み、あたかも一般人が厳選してまとめたようなページを装っていると思われます。

この世のほぼ全てのマーケット(市場)は、誰かが意図的に作り上げたものだと言われていますが、正にその通り。

 

例え話で説明すると・・・

仮に貴方がAという商品を製造、販売している企業の社長だったら、販売促進するにはどうするか。Aという商品がいかに優れたものか、他社の類似品と比較して自分達の商品が確実にランキング上位に位置するよう操作したWEBページを作れば良い。

・・・といった発想です。

 

もちろん可能性があるといった意味ですから、必ず全てのランキングサイトに悪意が存在している訳ではないと思います。

ただ正直な話、ジュエリー業界は本当にこうした類のページで胡散臭く怪しいランキングサイトが非常に多く、信用が全く出来ないというのが僕の直感的な感覚です。

 

このネット上に溢れたフェイクランキングサイトの仕組みに気付いたのは僕が職人駆け出しの頃ですが、本当に確信を得たのは、情報を公開しているランキングサイトを見た事が無いという経験則からだけではありません。

10年程前、実際にとある企業が自社でランキングサイトを作った事がユーザーにバレてしまい、重い罰則を法的に受けたとの事件が業界内であったのです。事件の詳細は分かりませんが、恐らく内部告発によるものだと思います。

こうしたケースは非常にレアで、どの企業が自分達に有利になるようフェイクページを作っているかなんて誰にもバレないように作り込んでいるからです。通常であれば、一般ユーザーが見抜ける余地は存在しません。

兎にも角にも、何も細かい情報詳細が公開されていないランキングサイトを鵜呑みにしてしまうのは危険です。何も知識が無い方が、どんなブランドが存在するか調べる為に使う程度に留めておくのが良いでしょう。

 

 

昔程多くはないが、今でも存在するポータルサイト

 

ランキングサイト内で上位にランクインしている企業が自分達でランキングページを作る場合もあれば、実はそうでない場合もあります。

よく結婚式場や結婚指輪のブランドを全国の場所から検索出来る総合サイト。

そうです。俗に言う “ポータルサイト” ですね。

自分の住まいの近くに、どんなブランドの店舗や工房が存在するのか検索が出来たりして便利だったのですが、多くのポータルサイトの場合、仕組みがとても良いと呼べるようなものでは無いのが問題でした。

と言うのも、掲載している全ての企業にフェアに運営している企業のポータルサイトほど経営が困難になり、生き残ったポータルサイトを運営する企業がどこも料金ベースでサービスしている、といった現象が一時期発生していたのです。

生き残った多くのポータルサイトは金額ベースでサービス内容が左右する為、当然より多くの費用を支払う企業の広告を上位に掲載したり、見易い位置にレイアウトしたり、サイト内検索結果上位に出るようにしたりしていたのです。

手法は様々ですが、より良いサービスを受けるには結局より多くの金額が発生していた訳です。

当然この場合も、各企業から吸い上げられる金額の高さで順位が決まる事になるので、情報は偏り何の意味もないランキングとなります。

本当にこの時代は、得をしたり儲かるのはポータルサイトを運営する企業だけでした。

こうしたポータルサイトが昔は数多く存在していましたが、今は数が激変し昔程の需要が無くなりました。理由は皆さんがお察しの通り、様々なメディアやSNSの影響が背景にあります。

 

 

SNSが及ぼした影響

 

SNSが普及した今、ポータルサイトに企業が頼らなくても広告宣伝が可能になり、開設だけならどのSNSも無料で出来ます。

有料で広告を出したい企業側からすると、Facebookは今では世界でも最も課金広告に優れたセグメント機能を持つSNSとして広く認知されていますし、TwitterやInstagramの課金広告も専門業者に委託すれば全てAIが自動調整してくれる時代となりました。

昔の宣伝広告方法と言えば、紙媒体や総合WEBメディア媒体に毎月の掲載費用を支払い宣伝広告を出す仕組みが主流でしたが、どれぐらいの人がそれを見て自社のHPに飛ぶなど誰も分かりません。今までは宣伝広告費用をかける事がある種の賭けだったのです。

それが今ではFacebookのプリペイド式課金などは課金した金額分だけ無駄なくセグメントで指定したユーザーのタイムラインに掲載されるので、費用が無駄にはならない仕組みとなっています。

費用を払わないとどんなメディアにも掲載する事が出来なかった事が、全て無料で出来る凄い時代になったのです。

無論、企業用SNS=課金必須といった訳ではなく、無料でも十分な成果を上げている企業も沢山存在します。有料だった事が無料になっただけでも企業の負担が大幅に軽減されていると思います。

 

 

まとめ

 

今回の記事の内容をまとめると・・・

  • ジュエリーに関するランキングサイトは限りなく信頼性に欠ける
  • 現在存在するポータルサイトもランキングベースは信用できない

という事になります。

 

自分の身近にどんなブランドが存在するのか、またそれらの商品がどんなものかを情報として確認する為に、検索結果のページに飛ぶのは何も問題ないと思います。

ただ、何かしらの形式でランク付けや順位付けがされている場合は、まず信憑性を疑うようにしましょう。今回はジュエリーブランドや工房に関してのランキングサイトに触れましたが、これは様々な業種で共通の事が言えると思います。

多くの情報で溢れる時代だからこそ、是非自分達で目利きが出来るよう、より正確な情報に辿り着けるよう工夫が必要な事を忘れないで下さい。